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教科の一人学び「自由進度学習」の考え方・進め方



小山儀秋/監修
竹内淑子/著


定価:本体1800円+税
A5判/148頁
発刊日 2018年3月22日
ISBN番号 ISBN978-4-654-02313-4

一人ひとりの個性に合わせた深い学びを実現する教科の一人遊び「自由進度学習」の考え方や進め方、学習環境の作り方、教師の構えなどを豊富な資料を交え詳述。日本語の苦手な外国人児童を対象にした実践も収録。

こんな方にオススメ
・一人ひとりの個性に合わせた教育を行いたいと考える先生方。
・様々な教育の在り方を探究している先生方。

目 次
まえがきにかえて 個性化教育と教科の一人学び「週間プログラム学習」との出会い
オープンスクール緒川小学校へ赴任 
すべてが斬新 
毎日が授業参観の学校 
「主体的で対話的な深い学び」とは 

第1章 「自由進度学習」を追究した36年
「最後の教え子」へのメッセージ 
緒川小学校の教科の一人学び「週プロ」 
「自学能力」を探る努力 
U小学校の教科の一人学び「個別学習」 
I小学校の教科の一人学び「○○学習」 
M小学校の教科の一人学び「自由進度学習」 

第2章 「自由進度学習」の進め方
自由進度学習の流れ 
@ガイダンス/A計画/B追求/Cまとめ
「自由進度学習」資料 

第3章 「自由進度学習」のつくり方

単元選びと2教科同時進行の組み合わせ方 
「コース」づくり 
「ガイダンス」づくり 
「学習の手引き」作り  
「計画表」作り 
「発展学習」づくり /他 

第4章「自由進度学習」のアレンジとテクニック
実践単元の一覧 
2教科同時進行のメリット 
教師一人でやる「2単元」同時進行  
スーパー栄養教諭による「食の講座」  
低学年での自由進度学習の始め方・進め方 /他 

第5章 「自由進度学習」を支える学習環境のつくり方
学習環境の重要性
学習環境づくりの思い出
学習環境づくりのテクニックとコツ

第6章 「自由進度学習」での教師の構え
パッケージを「つくる」構え 
子どもを「みる」構え 
「アプローチ」の構え
弱点を意識して、やり切る

第7章 子どもが学ぶとき
外国人児童の学びからの発見 
一人(ではない)学び 
放っておいても(おいた方が)伸びる子ども 
オピニオンリーダーが全体を引き上げる 
一見「遊び」でも中身は深い学び 
適切な評価をする子どもたち /他

第8章 教師が育つとき「自由進度学習」の魅力
「教科の一人学び」の魅力を語る 
中学校における2科目同時進行単元内自由進度学習(竹内学)
新天地で自由進度学習を実践(則竹康臣)
子どもが自らを肯定し、自信を高める一人学び(佐方貴文)
お勉強に遊び心を(板垣昭吉
教師が育つ瞬間を見た(竹内淑子)
問い続け、学び続ける教師に―単元内自由進度学習の衝撃―(三沢敬正)
子どもの自己教育力を高める自由進度学習の可能性(小林寿英)
後輩達に自由進度学習の未来を託す(竹内淑子)

第9章 教科の一人学び「自由進度学習」の価値と可能性
個に応じるための果てしない議論を 成田幸夫(岐阜聖徳学園大学)
単元内自由進度学習から見たカリキュラム・マネジメント 澤田稔(上智大学)
単元内自由進度学習は子どもに何をもたらすか?―相互行為に注目して― 森直人(筑波大学)
「一人学び」の教育的意義       伏木久始(信州大学)

終章 「自由進度学習」を問い直す―そして、「愉快な仲間達」へ―
ティームティーチングの価値 
改めて、主体的で「対話的」な深い学びとは 
教師としてのピークと限界 
教師ほど素敵な仕事はない /他 

おわりに 小山儀秋(中部大学非常勤講師・元石浜西小学校長) 
参考文献



監修者紹介
小山儀秋/監修
1948年愛知県豊川市生まれ。昭和54年頃からオープンスペースをもつ小学校に勤務し個別化個性化教育を実践。平成10 年頃から日系外国人の多い小学校に勤務。子どもの学びの成立について実践研究を続けている。現在、中部大学非常勤講師、知多半島で多文化共生に関わる活動を続けている。


著者紹介
竹内淑子
1959年愛知県生まれ。1982年愛知県東浦町立緒川小学校へ新任として赴任。個性化教育と教科の一人学び「週間プログラム学習」と出会う。その後知多郡東浦町半田市の小学校で教科の一人学びを実践。2018年3月退職。

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