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部活動に関する「お悩み相談」に著者が答えます。
回答者:塚本哲也(『13歳からの勝つ部活動』他)新刊    
 
新刊
相談者:1年ルーキーさん(中学生・ハンドボール部)
先輩と一緒にプレーしているときに、緊張して失敗したりすると、きつい言葉を言われるからどうしたらいいですか。
1年ルーキーくん。君自身が自覚しているように、君はチームにとってルーキーなのです。ルーキーは直訳すると新人選手という意味ですが、日本では、期待される新人選手という意味合いで使われることが多いです。ですから、1年ルーキーくんは、今の活躍はもちろん、将来はチームのエースとしての活躍を期待されているのです。すばらしいことですね。きっと、周りのみんなは、そんなルーキーくんのことをうらやましく、尊敬のまなざしで見ていることでしょう。
そう考えると、1年生ながら、先輩と一緒に試合に出場しプレーできることは、とても幸せなことです。誰でも試合に出たいのです。活躍なんかできなくてもいいから、チームの一員としてコートに立ってプレーしたいのです。でも、出られないのです。きっと先輩の中にも、試合に出られない選手はいることでしょう。
当然、先輩の中でのプレーは緊張するでしょうし、先輩のきつい言葉もあるでしょう。しかし、まず、それ以上にルーキーくんは、試合に出られる恵まれた幸せな環境にあるということを自覚してほしいと思います。そのうえで、次の2点のように考えてみてはどうでしょうか。
1 緊張感が未知の力を引き出す
「緊張すると力が発揮できない」とよく言われます。確かにそうです。大事な時に緊張して舞い上がってしまい、何もできなかったなんていう経験は誰にでもあります。ただ、逆に緊張した場面が、日ごろとは違った精神状況をつくり、自分でも信じられないような力を引き出すこともあるのです。これが、後々大きな成長につながるのです。
リラックスした状況の中では、今まで蓄えてきた力を100%発揮できるかもしれません。しかし、それ以上の力は出ないのです。しかし、緊張した状況の中では、持てる力の120%以上が出せることもあるのです。また、それ以上に自分では気づかなかった未知の力も引き出されるのです。
試合中に練習では見たことのないプレーをする選手がいます。試合が終わった後、一皮むけて大きく化ける選手がいます。彼らは、人知れず、緊張感をもって試合に臨んだ選手たちなのです。
ルーキーくんのように、先輩の中で緊張しながらプレーするということは、常に大きく成長する舞台が整っているということです。間違いなく、自分の代になった時には、チームのエースに成長していることでしょう。だからあえて、顧問の先生は、君を先輩の中でプレーさせているのです。
常勝チームは、必ず後輩も入れた多学年でチームを創っているのはこのためです。
2 厳しさが負けない力を養う
部活動の最大の魅力は、異学年交流ができるということです。小中学校ではどうしても同じ学年の子と接することが多いです。しかし、部活動では、たとえば中学校なら1年から3年まで3学年の子たちと交流することができます。社会へ出れば、もっと幅の広い異年齢の人たちと交流しながらうまくやっていかなければならないのです。部活動はそのための大切な勉強の機会なのです。
中学生にとって先輩の言葉は、絶対です。親や教師の言う言葉より重いのです。今、学校や家庭から厳しさがどんどんなくなりつつあります。ルーキーくんはどう感じていますか。学校で先生から涙が出るほど厳しくしかられたことがありますか。家で、親から雷を落とされ、家から追い出されたことがありますか。ルーキーくんの周りの大人たちは、君が間違ったことをしても、悪いことをしても、じっくり話を聞いてくれ、しっかりと受け止めてくれますよね。厳しく突き放されることも、罰を与えられることもないでしょう。でも、これでは、強い気持ちは養えないのです。あえて、厳しい世界へ飛び込むことこそが今の中学生には必要なのです。
こう考えると、失敗したら厳しい言葉を浴びせてくれる先輩がいることは何て幸せなことなのでしょうか。逆に失敗しても「いいよ。いいよ」とか「ナイストライ」などと声をかけられても成長にはつながりません。先輩は、自分たちの代のチームで夢をつかみたいのです。だから、ルーキーくんにもうまくなってもらい、チーム力を高め、勝ち上がれるチームを創っていきたいのです。先輩の厳しい言葉は、先生の言葉よりもルーキーくんを大きく成長させる魔法の言葉になるのです。
先輩の言葉に「はい。分かりました」と大きな声で答え、「なにくそ」と心の中で拳を握りしめながら、ひたむきに練習に励んでください。その厳しい言葉に負けない態度が、試合の土壇場で起死回生の1発を放つ力につながるのです。
ただし、先輩のきつい言葉が、耐えきれなくなった場合は、すぐに顧問の先生に相談してください。いじめにつながっていく場合もあります。
1年後、ルーキーくんがチームのエースになり、ハンドボール界を背負って立つ選手に成長していることを期待しています。


新刊
相談者:公立中学校サッカー部顧問
試合中に、点を決められてしまったときや、負けている状況から、なかなか盛り返せず、雰囲気よく試合を進めることができない。どんな状況でも最善を尽くせるチームにするためにはどうしたらよいか。
試合中には、「波がある」という言い方をよくします。「良い波」のときは、何をやっても首尾よく進み、点がどんどん入っていきます。反対に「悪い波」のときには、何をやってもうまくいかず、何点も失点してしまいます。いくら力の差があったとしても、試合中には、両チームに同じように「良い波」と「悪い波」が交互に押し寄せてくるのです。そして、「良い波」に乗って1点でも多く取り、「悪い波」のときには、耐えて、1点でも失点を少なくしのぐことが勝つためには必要なのです。逆に言えば、勝つチームは、このことを監督はもちろん、選手自身も心得ているのです。
先生のチームは、きっと「良い波」のときには、雰囲気もよくどんどんと点を取ってゲームの主導権を握って勝利を収めていると思われます。勝つときは快勝でしょう。しかし、相手にリードされたり、競り合った試合になったりすると惜敗してしまうことが多いのではないでしょうか。
では、今後どのような指導をしていったらいいのかを2つお話しします。
「良い波」のときに、1点多く得点し、「悪い波」のときは、失点を1点少なくするということをイメージして聞いてください。
・1つ目は、技術・戦術面です。「良い波」のときには、「いろいろなパターンで攻め立てる」ということです。「何をやってもうまくいく」状況なわけですから、相手は、まさしく波状攻撃を仕掛けられ、「なんて強いチームなんだろう」とひるむはずです。また、自分のチームにしてみれば、練習したパターンの攻撃がどれもこれも思うように決まるのですから、実践によって自信がつき、さらに波に乗れるだけではなく、その後のチーム力アップにもつながるのです。そのために、練習では、バリエーションに富んだ攻撃パターンの練習をすることです。「基礎ができていないから、オーソドックスな攻撃パターンを」と考えていては、いつまでたっても勝てるチームは創れません。
次に、守りについては、「相手の得意な攻撃パターンに絞って防御する」ということです。試合の前には対戦相手の得意な攻撃パターンについて分析し、対応練習をしておくことです。劣勢に立たされた相手は、ミスを恐れ、得意なパターンでの攻撃に頼るしかない状況に陥っています。その得意な攻撃も完璧に守られてしまえば、相手チームは、得意な攻撃にさえも不安を感じ、ガタガタに崩れていき、自分のチームは「良い波」のときに1点でも多く点を取ることができます。
反対に「悪い波」のときには、得意な攻撃パターンで攻め続けることです。先ほどお話ししたことと矛盾するようですが、止められようが、点が入らなかろうが、かまいません。ここで、自信のない中途半端なプレーで攻めれば、逆に攻め入られ、大量失点につながってしまいます。1点を取ることよりも1点でも失点を防ぐことが大切です。そして、得意な攻撃パターンが功を奏し始めたら、「良い波」がやってくる前兆です。得意な攻撃パターンを持つことが重要なのです。そして、貫き通す自信が持てるまで練習し続けることです。守りについても同様です。基礎・基本にのっとった守備を確実にやり続けることです。失点は覚悟します。
・2つ目は、メンタル面です。「悪い波」の状況のときに、雰囲気よく自分たちのプレーをするためには、どんな心持が必要かお話しします。まず、監督も生徒も必ず何度かやってくる「悪い波」のシミュレーションをし、覚悟しておくことです。予測し、備えているとき、人は精神的に崩れることはありません。そして、先にお話ししたように、備えて練習しておけば、失点は最小限に抑えられるはずです。ただ、レベルが上がり、上の大会を勝ち上がろうとする場合は、シミュレーションを超える「想定外」が起こることが増えていきます。この「想定外」に対応できる精神力を育成することは難しいことです。プロ選手でも専門のメンタルトレーナを付けているのは、このためなのです。
私の場合は、次の3点で「想定外」に負けない精神力を培っています。
1 自立させる
2 好きなものを断たせる
3 自問自答のときを持たせる
詳しくは、私の著書『勝つ部活動で健全な生徒を育成する』(黎明書房)を読んでいただけたら幸いです。


新刊
相談者:中学校サッカー部キャプテンSoushi
「指示を出したときに動きが遅い」「言うことをきかない人がいる」「言われないと動けない」「人まかせが多い」などキャプテンとして悩んでいます。
どうしたらよいのでしょうか。
キャプテンは、孤独でつらい役割ですね。しかし、やりがいも大きく自分を大きく伸ばせる立場でもあります。また、顧問の先生はもちろん、チームのみんなの信頼と期待を受けてキャプテンを任されているのですから、誇らしくすばらしいことです。
Soushiくんの悩みについて、よくわかります。私の指導したチームのキャプテンたちもみな同じ悩みを抱えながら歯をくいしばっていました。今から、私がキャプテンに伝え続けたことをお話しします。
1 夢の再確認
「君のチームの夢は何ですか。」きっとキャプテンの君も夢がぼやけて見えなくなっているのではないですか。キャプテンがそうであるなら、他の部員たちには、夢は少しも見えなくなっている状況です。夢があるからつらい練習でも毎日踏ん張れるのです。夢が見えない練習では、なかなか気持ちが入らないのです。もう一度、キャプテン自ら夢の再確認をしてください。そして、練習中には、その夢を大きく書き、みんなが見える場所へ掲示しながら練習をするといいです。いい加減な練習になったり、愚痴がこぼれそうになったりしたときに、きっとその目に入る夢の文字がチームに大きな力を与えてくれるはずです。
夏の最後の大会での夢が再確認できたら、短期目標(次の大会の目標)から超短期目標(今日の練習の目標)へと目の前の具体的な目標を設定して、練習を行うようにしてください。目標設定は、顧問の先生と話し合いながら決めていくといいですね。
2 キャプテンと仲間の信頼関係の構築
キャプテン自身が、今の自分の評価をしてみてください。誰でも人のできていないことや悪いところはよく見えるものです。しかし、自分自身のことはなかなか分からないものです。リーダーたるもの、ときには立ち止まって自分自身を真摯に見つめ直すことが大事なのです。それによって、さらに仲間から信頼されるキャプテンへと成長していくのです。
では、どうやって自分自身の評価をすればよいのでしょう。それは実は簡単なことなのです。自分が人に対して不満に思っていることを「自分はどうか」と問うてみればよいのです。たとえば、Soushiくんが仲間に対して不満に思っていることを言い換えると、「自分の動きは遅くないか」「人の言うことを素直に聞いているか」「先生から指示されなくても自分から動いているか」「人任せにしていないか」という具合にです。こうやってみると、結構自分自身もできていないことに気づくものです。他の誰かができていないのではなく、キャプテンも含めたチーム全員がやれていないのです。他のすべてのメンバーが、キャプテンや仲間に対して似たようなことを感じているのであれば、信頼関係は築けません。
最後に、リーダーの条件を教えます。
1 MISSION(使命感)
2 VISION(未来を見る目)
3 PASSION(情熱)
この3つを常に意識して、みなから信頼され、あこがれられるキャプテンに成長していってください。勝つチームには、必ず「すごいキャプテン」がいるのです。

 
こんにちは。今、すごくつらくて、大好きなバスケをやめようか悩んでいます。
こもんの先生が他の学校にかわってしまい、新しい先生がこもんになりました。今までの先生と教え方がちがって、とまどってしまっています。新しい先生の言葉を素直にきけず、イライラしてしまい、表情がわるいとおこられて、もう、バスケが全然たのしくないです。市内大会で3位に入るのが夢なのに、どうしたらいいでしょうか。(ペンネーム・トイプードル)
公立の学校では、新任の先生は7年、それ以外の先生は11年以上は同じ学校に勤務できないことになっています。
ただ、いろいろな事情があって、それより短い年数で転勤してしまう先生も多くいます。ですので、トイプードルさんのように顧問の先生が、途中で転勤してしまうことはよくあることなのです。
転勤してしまった顧問の先生は、トイプードルさんにとっては、きっと信頼のおける素晴らしい先生だったのでしょうね。なおさら、残念で悲しい気持ちなのは、よく分かります。だから、新しい顧問の先生に心を開けずに素直になれないのでしょう。
次のように考えてみたらどうでしょうか。
・まず、チームのこと
今のトイプードルさんの練習態度は、きっとチームにとってマイナスです。その様子では、チームの夢はかないませんよね。
チームの夢をかなえるためには、今置かれている状況の中で、できることを精一杯やることが必要です。チームにとってマイナスになるようなことをしていてはいけないのです。
・次に、新しい顧問の先生のこと
新しい顧問の先生は、当然、君たちの夢をかなえてやりたいという気持ちを強く持ってみえます。ましてや、前の顧問の先生が素晴らしい先生であればあるほど、穴をあけてはいけないという気持ちで、いろいろ勉強をしてみえるはずです。
トイプードルさんにとっては、頼りなかったり、指導方法に満足いかないことがあったりするのかもしれません。しかし、その先生の思いをないがしろにしてはいけないのです。トイプードルさんが素直になったとき、新しい顧問の先生から教わることは、多くあるはずです。
・最後に、前の顧問の先生のこと
転勤していかれた先生は、きっと後ろ髪をひかれる思いで、涙を流しながら去っていかれたことでしょう。私も転勤するときは、残される生徒たちに申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
でも、転勤しても教え子は教え子のままです。その教え子の活躍をどこの学校へいっても、祈っているのです。そして、3年生の夏の大会で、掲げた夢をかなえてくれることをずっと待ち望んでいるのです。きっと今のトイプードルさんの姿をみたら、残念に思うことでしょう。
このように考えて、明日から、笑顔で練習に参加してください。そして、新しい顧問の先生の指導に対して「はい」と素直な返事をかえしてください。その一歩大人になった行動が、トイプードルさんの周りの全ての人たちを幸せにしていくのです。


 
中学三年生になった息子のことでご相談申し上げます。野球大好き少年だった息子が、中学二年の秋頃から、「頭がいたい」「足がいたい」と部活を休むようになり、中学二年の冬には全く参加しなくなってしまいました。理由をきいても何も答えません。夏の大会まで残り3ケ月です。何とか仲間と最後までやり抜いてほしいと思っています。親として、どのように接したらよいのでしょうか。
これは部活動に限ったことではありません。昨日まで元気に登校していたのに、急に登校を渋るようになることがあります。
大切なことは、すぐに気づき、すぐに対応し、すぐに解決してやることです。気づくのが遅くなればなるほど、解決は難しくなっていきます。今は、部活動に行くのを渋っているようですが、そのうち、登校することも難しくなることも考えられます。
中学生になると、親が聞くことに対してはあまりしゃべらなくなります。ただ、親に聞いて欲しいことはたくさんあるのです。ですので、いかに、子どもが自分からしゃべりやすい雰囲気を親が作ってやるかが重要になってきます。そのポイントは、近くにいてやることです。何か仕事をやりながらでも、テレビを見ながらでもいいので、子どものそばに寄り添う時間を増やすことです。
そしてどうしても、子どもがしゃべらないと親は心配になり、次から次へと質問攻めにしてしまいがちです。これが、さらに悪い方向へ導いてしまうのです。
「どうして、学校へ行きたくないの」「理由は何」「別にじゃないでしょ」「何か理由があるでしょう」・・・
すると子どもは、親の納得する理由を言うのです。
「○○くんが、嫌なことを言うから行きたくない」「○○先生が、怖いから行きたくない」などと誰かのせいにしだすのです。これが、一番親が納得する理由なのです。
それにのって、親が学校へ苦情を言いにいってしまうのです。そうなると、ことが大きくなっていくばかりで、本当の解決には向かっていかなくなってしまうのです。
本当のもっと大きな理由は、本人の中にあるはずなのです。それを聞いてやって、自分自身で解決させてやらなければならないのです。
そのためには、子どものおかしな変化があったら、すぐに先生に話をすることです。誰かのせいにする前に。部活の顧問や担任に、電話で話してもいいし、学校へ行ってもいい。
ためらわずにすぐに行動するのです。家庭と学校での様子を話し合う中で、子どもの抱えている問題が見えてくるはずです。その問題を親として教師としてどのように支援して解決させていくのかを話し合うのです。
このように、保護者と教師が、すぐに話のできるよい関係を作っていくことが、子どもたちの健全な成長には不可欠なのです。
お母さん、お子さんが夏の暑いグラウンドで仲間と汗を流しながら、夢をかなえる姿を見るために、すぐに顧問の先生に相談しにでかけてください。
くれぐれも、クレームにならないように気を付けてください。子どものために、親と教師が仲よく手を取り合うのです。


私は、○○中のバレー部です。
ポジションは、リベロです。リベロには、先輩が1人います。一時期、その先輩と2枚でリベロで出ていました。ですが、リベロで出なくなってしまいました。ですがまたリベロで入ったのですが今、外されています。1年なのですが、今の1年は4人しかいないです。その2人はレギュラーで試合に出ています。私も出たいです。ですが入ったり外されたりなので先生はどのように思っているのか不安になりますし、私自身がダメなんだと思ってしまいます。
リベロで出たいです。
どうすればいいですか。
先輩がいる中、1年生で試合に出場できるなんて、とても素晴らしいことですよ。
顧問の先生が、1年生であるあなたを出場させるということは、2つ理由が考えられます。
ひとつは、あなたに先輩をしのぐ力があるということ
もうひとつは、今はまだ力が無いけれども、あなたの将来に期待してるということです。
今、あなたは試合に出させてもらったり、外されたりしているということですね。そうすると、先生は2つめの理由であなたを試合に出場させていると思われます。
あなたの将来に期待しているから、「試合に出場させることによって経験をつませ上達させたい」という考えと「外すことによって悔しい気持ちを高めさせ、もっと練習をさせたい」という考えです。
先生のこの思いをしっかりと受け止めて、レギュラーの座を勝ち取ってください。それにより、先輩もあなたをよきライバルとして、練習に励むことでしょう。
こうしてチーム内で競い合うことによってチーム力が高まり、今年の夏にはあなたたちの夢がかなうのです。
最後にリベロにとって大切なことを教えましょう。
それは、
  1 大きな声
  2 低い姿勢
  3 ガッツ
この3つです。あなたがこれらを自分なりに理解し、実践できたとき、きっとチームになくてはならないリベロとして活躍していることでしょう。


「エライ! シール」販売します◆

 『コピーして使える授業を盛り上げる教科別ワークシート集』〈全3巻〉の刊行に合わせ、ワークシート用「エライ! シール」を別途直接販売いたします。
 『コピーして使える授業を盛り上げる教科別ワークシート集』〈全3巻〉には付録として1シート付いています。

「エライ! シール」8シート(1シートは2種各20枚)1組:税込価格1080円(送料込み)
バラ売り致します。
「エライ! シール」1シート:税込価格135円+送料82円(税込)
「エライ! シール」2シート:税込価格270円+送料82円(税込)
「エライ! シール」3シート:税込価格405円+送料82円(税込)
「エライ! シール」4シート:税込価格540円+送料82円(税込)
「エライ! シール」5シート:税込価格675円+送料82円(税込)
「エライ! シール」6シート:税込価格810円+送料82円(税込)
「エライ! シール」7シート:税込価格945円+送料82円(税込)
 
ご送付先をご明記の上、切手でご送金ください。銀行振込をご希望の場合は、お電話・FAXで黎明書房営業部までご連絡ください。
 住所:〒460-0002 名古屋市中区丸の内3-6-27 EBSビル (株)黎明書房・営業部 宛
 TEL:052−962−3045 FAX:052−951−8886
お気軽にお問い合わせください。
※一枚のエライシールは直径25mm

使い方 がんばった子のワークシートに「エライ! シール」を貼ってあげましょう。すると、子どもたちは「エライ! シール」が欲しくて、さらにがんばります。「エライ! シール」を使う際の指示のコツは「どうなったらエライのか?」を明示することです。「たくさん書けた人がエライ」などと指示しましょう。すると、子どもたちは意欲的に取り組みます。



初任の先生・若い先生への応援メッセージ
若い先生に伝えたいこと新刊
馬場賢治
 日本の教師は授業以外の面での苦労が多くあります。教師の悩みとしてよく聞くのも、授業以外のことが多くあります。「保護者の信頼を得るにはどうしたらいいか」「先の見通しが立てられず、そのときになって慌ててしまう」「児童・生徒から信頼されるようになるにはどうしたらいいのか」など、様々な悩みを聞いたことがあります。伝えたいことはたくさんあるのですが、ここでは三つだけ挙げます。
1 保護者はすべて自分より年長者です。
 学校生活の中では、大人と子どもの関係で自然に目下の者と接するような言動に慣れてしまっています。保護者と接するときに、これが出てしまうことがあります。子どもの指導は、「保護者の信頼を得られるか否か」で大きく左右されます。
 信頼を得る第一歩が「保護者は年長者である」ことを忘れないで接することです。困っていることを「家庭ではどうされていますか」と教えてもらう姿勢が大切です。
2 他の教師たちは自分より経験を積んだ教師たちです。
 初めは誰でも、何をどうしていいのかわからないのが当たり前のことです。大学で学んだことで、すぐに勤まるものではないのが実際の仕事です。
 教師の仕事も同じですが、辛いのは経験がなくても、経験豊富な教師と同じ仕事をこなさなくてはならないことです。経験の差はどうしようもないことです。先輩の教師たちに積極的に教えを請いましょう。そして、自分のできることは率先してやりましょう。
3 あなたは受け持つ児童・生徒たちのリーダーです。
 児童・生徒たちから信頼されるために大切なことは、ほめたり叱ったりするときにぶれないことです。A君には注意したのにB君には注意しなかったり、昨日は叱ったことを今日は見逃しているなどということがないようにすることです。これで、児童・生徒たちは安心感が得られ、あなたを信頼しリーダーとして認めてくれる第一歩となります。

教師の世界新刊
蔵満逸司
 教師の世界は実は広い。
 私は教師になって、全国各地を旅してきた。
 遠野で京都で東京で、若い頃は日本各地で新年を迎えていた。
 20代で全都道府県を訪れたことは自分の宝になっている。
 私は教師になって、全都道府県に住む教師と話をした。
 全国規模の研究会に参加するために国内各地を渡り歩いた夏もあった。
 私は教師になって、さまざまな職業の社会人と意見を交換した。
 保護者と、地域の人と、また授業作りの取材を通して出会った素晴らしい人々のことは忘れられない。
 私は教師になって、それまで縁のなかった県内各地の人々と出会い、授業づくりにつながる情報を得た。
 教師に協力してくださる人は実に多い。
 教師という職業の持つ魅力の1つに、幅広い分野に生きる人々と損得勘定抜きで語り合えることがあると思う。
 私は教師になって、自然の美しさと厳しさを体験した。
 授業の中で、転勤転居を繰り返す中で、自然と向き合ってきた。
 私は教師になって、人間の気高さと未熟さと可能性を知った。
 子どもも保護者も同僚も、私の師だった。人間と向き合うことが教師の仕事の大半を占めているのだ。パソコンと黒板を向いていては仕事にならない。
 私は教師になって、今を生きる私たちの希望を感じた。
 どこまでも前向きに生きることが教師に求められる一番の条件かもしれない。

 教師の世界を狭いと感じるか、広いと感じるかは、あなたの生き方次第であるということを、今自信をもって伝えたい。

 私の答えは、教師の世界は広い! である。
そして、胸を張って、教師の世界は広い! と語れるようにこれからも生きていたい。

教職は自分の成長と共に新刊
土作 彰
 「教師という仕事はしんどい、つらい。」などという声をよく聞きます。しかし世の中のどこに「しんどくもなくつらくもない」仕事などが存在するでしょうか? 仕事というのは汗水垂らして苦労した報酬として給料を貰うのです。「楽して儲かる仕事がある」などという妄想などをお持ちなら一日も早く捨て去るべきですね。

 かくいう私はもともと小学校の教師志望ではありませんでした。バブル景気でどこの企業でも内定がガンガンもらえた頃、周りの雰囲気に流されてたまたま小学校の教師になっただけのいわゆる「でもしか教師」でした。甘ったれた職業観しか持ち合わせていなかったのです。「子どもたちと遊びながら給料がもらえるなら、結構いい仕事かも。」などと軽薄な考えでいられたのも数ヶ月でした。僻地の純朴な子どもたちの心がどんどん離れていくのを感じました。「この仕事をずっと続けるのか?」そう自問し始めた頃、私は初めて「教師になってから学び続ける必要性」を友達から教えて貰ったのです。それからはセミナーへどんどん参加し、書籍も買いあさりました。そうして本当に少しずつですが、子どもたちが「楽しい!」と言って貰える授業ができるようになっていきました。サークルも作り、イベントを開催したりしてあっという間に23年が経過しました。

 正直「もうやめようかな。」とも考えていた私ですが、今では「教師という仕事はめっちゃ楽しくてやり甲斐ある仕事」だと思っています。時には失敗して落ち込むときもありますが、子どもたちと出会うと闘志が湧いてきてどんな困難も乗り越えることができました。

 自ら学び続ける限り、教師は実に楽しい職業です。こんないい加減な私でもそう思えるのです。若い先生方にはどんどん学んで頂いて、「教職を天職に」して欲しいですね。私もまだまだこれからだと真剣に思っています。共に頑張りましょうね!


教に師なられたあなたへ贈ることば
前田勝洋
 難関を突破されて,教職に就かれたあなたへ,私から贈ることば。
 それは,「教師としての仕事は,悪戦苦闘の中にある」ということ。

 教師の仕事は,憧れで眺めるほど,きれいごとでは終わりません。
 日々,苦悩の連続です。四苦八苦,失敗や悩みの中に,生きる毎日です。

 そんなことを言うと,怖れをなして,たじたじとなるでしょうか。
 せっかく選んだ道に失望し,頓挫し,逃避することになるでしょうか。

 そんな悪戦苦闘があっても,教師の道が「すごい!」のは,それが人間を育てる崇高な営みであるということです。だからこそ,わずかに見える光明に,「やりがい」を実感するのです。

 私は,「学校は,たのしいところであらねばならぬが,歯をくいしばり,涙をこらえてがんばるところでもある」と子どもたちに,教師たちに,言い続けてきました。それは,「学校」を「人生」に置き換えれば,まさに人間の生きざまそのものです。そんなモットーを心にきざみながら,私は歩いてきました。

 今,改めて,教職に就かれたあなたへ届けたい5つのことばを贈ります。

@ あいさつで教室中をいっぱいにする教師になってください。
 「○○さん,おはようございます」「○○さん,元気だね。こんにちは」「明日もまた,元気で会おうね。さようなら」あいさつをいっぱいできる先生になってください。

A 「ありがとうございます」「ごくろうさま」が,一日100回言える教師になってください。
 お互いがお互いを思いやり,いたわりあい,助け合う……そんな人間関係を築く基本は,「ありがとう」にあります。意識して,きわめて意識して言える先生になってください。

B 「授業というバス」に子どもを乗せて動く運転手になってください。
 子どもたちの中には,苦手なことや難しいことから,逃げ出したり,落ちこぼれたりする子どもがいます。そんな子どもにやさしく厳しい先生になってください。能力を評価する先生ではなく,その子の「がんばり(努力)」を評価する先生になってください。

C 「間違えることがこわくない教室」を築いてください。
 子どもたちは,間違いや失敗をこわがります。間違えると嘲笑する教室にしてはなりません。みんなで励まし合い,助け合って学ぶ教室にしてください。
つまずきこそが,その人間を育てる秘訣になると子どもに教えてください。

D 「歯をくいしばってがんばる」ことを教えてください。
 学校は,遊園地ではありません。「たのしい」だけでは,ヒトは「人間」になれません。「ここは,がんばりどころだよ」「先生もみんなといっしょになってがんばるよ」と共感的に,動ける先生になってください。

 どうか,健康に留意されて,「この道」を生涯の友として歩んでください。

若い先生へのメッセージ
多賀一郎
 きれいごとは、言いません。教師という仕事は、ただ子どもたちのために一生懸命になればなんとかなるというようなものではなくなっています。
 おそらく、いじめ、体罰の問題やモンスターペアレンツ等、学校現場で起きているさまざまな問題のことは、知識としては知っているでしょう。それでも、現場に立った時に、現実の厳しさに呆然とすることがあるかもしれません。
 しかし、この仕事は、しんどいことだけではないことも、事実です。
 子どもたちと共に生きるということは、それだけで自分が人として生きていることを実感させてくれます。
 子どもたちの夢のそばにいて、自分も子どもの夢を一緒に見させてもらえます。きらきらと輝く子どもたちの表情は、何物にも代えがたいものなのです。
 先輩としてあえて言わせていただくならば、スタートを大切にしてくださいということです。ただスケジュールを順番にこなしていくだけというスタートを切れば、必ず、失敗します。
 いろいろと教育書を読み、そこからどんな学級づくりをしていくか、具体的な計画を立てましょう。せめて、最初に子どもたちに話すことをきちんと考えてまとめていきましょう。実際には、計画通りにはいかないこともあると思います。それでも、自分なりに精いっぱい準備をして臨んでください。
 そして、うまくいかなくなったとき、心が折れそうになったときは、一人で抱え込まないように。だれでも失敗を繰り返しながら教師をしていることを、忘れないでください。完璧な教師はいないし、完璧でないからこそ、人間の教育に携われるのです。家族、友だち、仲間と、しんどいときこそ、楽しい時間をつくりましょう。大事なことは、次の日に元気で子どもたちの前に立つことなのですから。

自分が受け持つ学級が決まったら
山田洋一
 自分が受け持つ学級が決まったら,すぐに名簿をもらいます。あわせて,子どもの写真も用意します。
 そして,毎日写真を見ながら,名前を声に出して呼んでみます。毎日続けると,顔と名前が一致してきます。しかし,顔と名前が一致したら,終わりではありません。
 前の担任から引き継いだ事項を頭の中で繰り返します。
 「絵が得意なナオミさん。どんな絵が得意なのかな。家庭科の裁縫も得意って言っていたなあ。夏休みや冬休みは,手芸でなにかつくってくるのかなあ……」
 「やんちゃだけど,リーダーとしての力があると言われていたタイヨウくん。周りの子にビシッと注意もできる子なのかな。剣道を習っていると言っていたなあ。何級なのかなあ……」
 こんな風に,名前を呼ぶ。名前と顔とを一致させる。さらに,事前に分かっている情報と,その子に関する自分の想像や予想を呟く。こうしたことを春休み中続けていきます。
 こうすると,その子と出会った瞬間に名前と次のひと言がするっと出てきます。
 「タイヨウくん,きみは剣道が得意なんだって? 何級なの?」
 人間は何度も目にしたものに強い愛情を感じるようになります。そして,愛情は愛着へと変化していきます。
 さまざまな子どもへの指導の仕方を工夫することは,もちろん大切。学級を統率する力ももちろん大切です。
 しかし,その前に子どもを愛する努力をしていますか。子どもへの深い愛情のない冷たい教育技術は,結局のところ教師自身のための技術でしかありません。
 子どもを愛する心を持ち,その上で子どものために教育技術を用いることができる教師を,一流の教師と言うのでしょう。

新しく先生になるあなたへ
野中信行
 私は、37年間担任をして教師生活を過ごすことができた。
 一度として教師を辞めたいと思ったことがなかった。幸運なことである。もちろん、苦労をしたクラスも二度三度あったが、それも今では思い出になっている。
 どうしてこんなに元気に37年間を過ごすことができたのか。
 思い起こしてみると、一つの秘訣があることに気づく。
 新しく先生になるあなたへ伝えておこう。
 それは、上機嫌で子供たちに接したこと。
 自分が元気がないときも、クラスへ行き、授業をしているといつのまにか元気を取り戻している自分がいることに気づいた。<森林浴>ではなく<子供浴>だと思ったものだ。
子供と付き合うことはほんとにおもしろかった。「怖い話」をして子供たちを震わせ、「汚い話」をして顔をしかめさせ、「おもしろい話」をして爆笑の渦にまきこむ。一人一人の子供が大好きであった。
 子供たちも、私が元気で、上機嫌でいることが大好きだったのである。
 たった一つの、大切な秘訣は、「いつも上機嫌でいること」。
 このことに勝る秘訣はありえないと、今では思う。
「それは野中先生だからできたこと。こんなに大変で、忙しい状況でそんなに上機嫌でいられるはずはない!」と思われる事態が起こるかもしれない。
 問題はここからになる。ここの事態をどのように乗り切って、それでも上機嫌でいられるのか。それが試される。
 私は、確かに上機嫌でいるためにさまざまな工夫をしたのである。
 それは子供たちとの「関係づくり」(縦糸・横糸張り)、学級の「仕組みづくり」(3・7・30の法則)、「集団づくり」(「群れ」を「集団」へ)などとして結実している。ピンチはいつもチャンスだったのである。

充実した教師生活・3つのコツ
学力向上コンサルタント・わいわいハウス塾長 山本昌猷
 教師の仕事――最高に楽しい仕事ですよ。教師の仕事ほど創造的で自分の力量を発揮できる仕事は他にありません。
 充実した教師生活を送るには、3つのコツがあります。
@ パーフェクト主義にならないこと
 子どもも学級も授業も生き物です。いつも、どこかでつまずき、何かに不足な部分が残るものです。
 それを「絶対に」「完璧に」と思うと自らを小さな枠の中に閉じ込めてしまいます。そして、不満と不安ばかりが残ります。
 「まあ、生き物相手、うまく行かない時もあるさ」とゆったり気分で日々の教室実践を続ける心の持ち方が大切です。
A 子どもと正対し続けること
 教育実践の方法は、多様です。絶対という方法はありません。
子どもが伸びる方法かどうか、子どもたちに合う方法かどうか。すべての答えは、子どもたちが示してくれます。
 子どもたちと真摯に正対する姿勢が教師力を伸ばしてくれます。あなたの真面目さを上手に活かしましょう。
B 学び続けること
 「よい教師とは」と問われたら、私は即座に答えます。
 「よい教師とは、学び続ける教師だ」と・・・。
 学びのチャンスは、身の回りに沢山あります。
子どもの些細な変化。周りのベテラン教師の言動。テレビのコマーシャル。新聞の折り込みチラシ等々。
 教師の力量を高めるコツに関しては、私の著書『授業を支え、学力を築く学級づくりの秘訣』『山本昌猷のこうすればうまくいく授業づくりの知恵と技』等(黎明書房)をご参照下さい。あなたの教師力を高める知恵と技が満載されています。
 教師・・・これほど楽しい仕事、創造的な仕事はありません。
 教師になれたあなたの運の強さを信じて、楽しく進んで行きましょう。

「人」として,子どもと向き合う教師になろう
新井英靖
 世の中に教師ほどいろいろな評価を受ける仕事はないかもしれません。「教師は聖職なのだから,いつでも模範的な生き方をしていなければならない」と言われることもあれば,「教師の常識は世の中の非常識」と非難されることもあります。
 もちろん,教師になる人は,こうした世の中の声には十分に耳を傾け,「社会人」として生きていかなければなりません。しかし,私はこうした「社会の声」が,教師という存在を偶像化している側面があるように思えてなりません。
 2011年3月に東日本大震災が発生し,多くの子どもが親や近親者を亡くしました。こうした究極的な事態を前にして,教師は子どもたちに何を語れるでしょうか。教師が聖職者であるのなら,「悲しみを乗り越え,強く生きよう」と言えるかもしれません。でも,「教師も小さな弱い一人の人間なのだから,そんな言葉を簡単に口にすることはできない」と思う教師がいても,私はその人を非難することはできないでしょう。
 私は,教師に求められていることは,聖職者として子どもを正しい道に導く強い教師になることではなく,「人」として,子どもと本音で語り合うことではないかと思います。すなわち,避難所生活を強いられている子どもが,気丈に「頑張ります」と言えるよう指導するのではなく,教師と子どもが現実を直視しながら,「つらいね」「大変だね」という気持ちを共有することこそ,教師の仕事だと思います。子どもが「悲しい」気持ちでいるときには,その気持ちと正面から向き合い,「悲しいね」と素直に言える教師でいることが大切なのではないかと考えます。
 東日本大震災を経験して,私たちは,「人は小さく弱い存在である」ことと,そうした中で人と人とのつながりの重要性を再認識しました。これから教師になろうとする人たちや若い先生方には,子どもとの「つながり」を大切にしながら,「人」として,子どもと向き合い,子どもの気持ちに寄り添う教師をめざしてほしいと思います。

教師という仕事の素晴らしさを味わって欲しい
中村健一
 今年のお正月。10年前の教え子たちとタイムカプセルを掘り起こしました。
 あやふやな記憶を頼りにタイムカプセルを掘り当てた時の感動、興奮。そして何よりも成長し大人になった教え子との再会。教師という仕事は、何て素晴らしい仕事なんだろうと思いました。
 教師という仕事は、本来、素晴らしいものです。九九が全部言えるようになったり、手を挙げて発言できるようになったり、掃除が真面目にできるようになったり。子どもを成長させ、それを共に喜ぶ素晴らしい仕事なのです。
 しかし、その素晴らしさを味わうことなく、辞めていく若手が多くいます。それがとっても辛いです。
 今どきの教室には、いろいろな子がいます。覚悟を持って学級をつくらなければ、学級は成り立ちません。そして、授業も成り立ちません。
 私、中村健一は全国の若手教師のみなさんの味方です。教師になるような方は、間違いなく誠実ですからね。どなたも一生懸命です。
 ただ、一生懸命なだけでは、この厳しい現場を生き抜くことはできません。
 ぜひ、学んでください。そして、現場で通じる実践力を身に付けてください。そして、教師の仕事の素晴らしさを味わってください。
 そのためには、本を読むことです。「仲間である全国の若手教師のお役に立ちたい!」私はそんな思いで今日も本を書いています。

リーダーとしての責任感をもつ
大前暁政
 若い教師にとって,一番大切な姿勢とは何でしょうか。
 一つだけ挙げるとするならば,私は次のことを挙げます。

リーダーとしての責任感をもつ

 4月,担任の子どもたちと出会います。
 そのとき,子どもたちは教師のことをしっかりと見ています。
 「どんな先生なのだろうか?」
 「先生は,どういう考えをもっているのだろうか?」
 この出会いのときに大切なのは,子どもたちから「信頼」を勝ち取ることです。
 子どもたちは,「信頼できる」と思った教師にはついてきてくれます。
 そのため,「リーダーとして頼りになる」と思わせることが大切なのです。

 では,どうやったら,リーダーシップを発揮できるのでしょうか。
 ある程度,経験があり,学校現場にも慣れてくると,教師に余裕が出てきます。それほど苦労することなく,子どもたちをリードしていくことができるようになります。
 ところが,初任の先生にとっては,初めての学校です。
 また,経験数年の若い先生にとっては,初めて担任する学年かもしれません。
 当然ながら,教師とはいえ「わからないこと」がたくさんあります。
 わかならいことがたくさんあるからと言って,教師が頼りなく右往左往していれば,子どもたちは困ってしまいます。

 教師はリーダーなのです。
 リーダーとして,次のことを意識してほしいのです。

明日の一日を,今日のうちにシミュレーションしておくこと。

 明日の一日を,誰よりも詳しく計画してください。そうすることで初めて,自信をもって子どもたちを導いていくことができるのです。
 「明日の一日をシミュレーション」するときに,効果的な方法があります。
 それは,ノートを活用することです。
 ノートに,明日の一日をメモしていけばよいのです。
 ・朝,学校に来たら何をするか?
 ・学校行事への参加の前に,何を話すか?
 ・授業はどのように進めるか?
 明日の一日を思い浮かべながら,一日の流れをノートに書きます。
 そうすることで,一日を余裕をもって過ごすことができるようになります。
 あらかじめ予定を立てているのですから,迷いなくリーダーシップを発揮して,子どもを引っ張っていくことができます。
 「明日の一日をノートにメモしているかどうか」で,子どもたちからの信頼を勝ち取ることができるかどうかが決まってしまうのです。

 ノートの使い方の具体的な方法は,『仕事の成果を何倍にも高める 教師のノート術』に示してあります。「教師のノート活用」を紹介した,教育書で唯一の書です。
 きっと仕事の成果を高めるために役立つはずです。
 子どもたちの出会いを成功させるかどうかの鍵は,「ノート活用」にあると言ってもよいのです。

苦しさはチャンスなんだ!
長瀬拓也
 「9つ苦しいことがあっても1つで幸せになれるそれが教師の仕事の素晴らしさ」
 とサークルで話すことがあります。これは、私の師匠の言葉から考えたものです。
 初任の先生、とくに大学を出たばかりの方にとっては、びっくりするような厳しい現実が待っています。理想とは違った、苦しく、慌ただしく、常に決断を求められるような「現場」の世界です。9つ苦しいことに耐えられないと思ってしまうこともあるかもしれません。
 苦しくなったり、つらくなったりしたら以下の3点を心掛けてください。

1.これは、チャンスだ。成長するチャンスなんだと言い聞かせよう。
2.愚痴を同僚の先輩や仲間に聞いてもらおう。愚痴をこぼしてもいいんだよ。
3.個性的な教師をめざそう! 面白い、怖い、やんちゃ…たまにはふまじめでもいい。

 私自身、初任者や教師になって数年間は、挫折と苦悩の日々でした。
 しかし、学級の子どもたちの温かい一言で元気になったのも事実です。
 子どもたちがいるからやっていける…。当たり前の言葉ですが、本当に、子どもたちに感謝・感謝の気持ちでいっぱいでした。そして、今振り返ると「幸せだったな」と感じています。
 ぜひ、初任の先生や若い先生には、苦しい時期を成長の糧にしてほしいと思います。そして、子どもたちに愛される個性的で楽しく、やさしく、そして叱ると怖い先生になってください。教育現場で一緒にがんばっていきましょう。ファイト!




前田勝洋 教育を拓くJ 〈最終回〉
自主教材の開発に,「子どもの学び」を求める教師たち

−バーチャルな時代こそ足で稼いた手作りの授業実践を−

手作りの教材開発に取り組むU先生
足で稼ぐ教材発掘を
魚屋さんに見る日本の水産業の現状の授業を参観する
手作りの教材の発掘が,子どもの学びを育てていく


 あれは,昭和40年代から,50年代にかけてのことであったでしょうか。多くの小中学校で,それぞれの教科において,「自主教材の発掘」「手作りの教材化」「子どもに切実感を持って迫る教材の開発」などが,きわめてエネルギッシュな実践活動として展開されていました。

 私も社会科の教師のはしくれとして,小中学校の社会科授業に携わりながら,地域教材の発掘や遠い国や地域の学習,歴史の学習などに,なんとか子どもたちの関心・意欲をかきたてようと教材構想に四苦八苦したものでした。それは,決して,苦しみと言うよりも,むしろ自分なりのオリジナルな教材化は、一介の教師としての当然の営みだと思っていました。

 岡崎市に2と7のつく日に開かれる市を取り上げた「岡崎市の二七市」,遠い雪国である新潟県の山古志村から,杜氏として酒造りに来ているおじさんに迫る「雪国から来たおじさん」,中学校の公害問題で,水島工業地帯を取り上げた「水島の人々の暮らしと工場地帯」などは,今も私の手作りの授業として思い出深い授業です。

 あれから,30年ほど過ぎて,各地の小中学校での授業実践に,そんな「手作りの授業実践」を見ることが少なくなってきているように思います。授業方法の研究は,各地の学校で取り組まれているものの,教材を発掘することから手掛けて,素朴であっても瑞々しい実践を見ることがほんとうに少なくなったなあというのが,私の感慨です。

 それはいったいなぜでしょうか。カリキュラム論争もかげをひそめています。そのことは,教材化の成熟を示しているのでしょうか。

 どうもそのようにはとらえられません。

 一番大きな要因は,教師たちの多くのエネルギーが,「授業の成立」に関心が向けられていることです。学級崩壊,授業崩壊などが,世間の多くの学校では,大きく問題化しています。子どもたちが,授業に「参加」することができなくなってきています。もちろん,それは昔からあったことです。

 しかし,以前以上に,「授業の成立」が危惧されるようになってきたと言えるのではないでしょうか。教師たちは,「学習規律」や「授業方法」を模索しながら,授業が成り立つことに多くの知恵とエネルギーを割いているといえます。それらのことは,決して軽視できる問題ではありませんし,私も大きな関心を持っています。ただ,そうかと言って,「手作りの教材」を模索した,かつての教師たちの営みを復活してこそ,子どもたちだけではなく,教師にも「学ぶことの歓びや感動」を切実感を持って感受することができるのではないかと思うのです。

 また自主教材を開発して授業実践をする教師の存在が希少価値になっているのは,もう一つ別の側面として,何よりも教師の多忙化と「学ぶべき内容を教えてすませてしまう」教師の消極的な授業観にも,たぶんに関係します。保護者にも「テストに出もしないことを詳しく学習するような,そんな授業よりも,教科書をていねいに教えてほしい」という声が大きいのです。いきおい教師たちは,わざわざ手間暇を費やして教材発掘することを怠ります。

 しかし,本来の「学習」とは,子どもたちが切実な問題意識を持って「学ぶ」こと,自らの学びの手法を駆使しながら(試行錯誤しながら),学習対象の核心に迫って行くことであると思います。

 ここでは,そんな実践意識を喚起しながら,5年社会科「日本の水産業」の授業を進めていったU先生の実践を紹介したいと思います。

1 手作りの教材開発に取り組むU先生

 K小学校のU先生は,30代になったばかりの女性教師です。彼女の専門教科は,美術です。その彼女が,去年あの東日本大震災に学ぶ授業実践をしました。それは,総合的な学習として,「どうしてもこの大震災を,子どもたちの学びの対象にしたい」という強い願いからの出発でした。そして,実際に被災地を訪れたり救助にあたった消防士さんを招いたりして,6年生の子どもたちに真正面から大震災に向き合わせたのでした。

 それは,子どもたちに忘れられない,心に深く残る学習を成立させていきました。

 今年度,U先生は,5年生を担任したのです。彼女は,「今年も子どもたちに実感的で切実感のある学習をさせたい」と思っていました。彼女は,自分ではまったく専門外の社会科で,取り組もうとしました。5年生の社会科は,「日本の産業の構造を人々の生きざまの中に見つける学習」です。

 いままで多くの先人の実践を見たとき,農業学習とか工業学習では,それぞれの地域の事例を生かしての質の高い実践があることを知りました。そして,水産業の実践が,日本の産業の大きな特質としてありながら,ほとんど積極的な実践がないことを知りました。「この地域では,まったく身近ではない水産業に体当たりする授業をして,子どもたちに切実感のある実感的な学びを体験さえよう」と,U先生は決断したのでした。

 私は,そんな授業のまだ構想を練る前の段階で,U先生から,「水産業の授業の教材化」について,相談を受けました。「前田先生,私は美術科を卒業した教師です。そんな私が,社会科の授業,それもみんながあまり実践化していない水産業を取り上げることは無謀なことでしょうか」「そんなことはないですよ。私も応援したいから,取り組みましょう」私は,U先生の目を見て,「もうU先生の腹は決まっている」と思いました。だったら,U先生を応援したいと思ったのです。

 「U先生,水産業が,これまで農業単元や工業単元に比べてオリジナルな教材化がなされてこなかったのは,なぜかわかりますよね」「水産業は,身近でないということでしょうか」「そうです。あまりに遠い存在なんですね。だから,身近にする具体的な手立てが見つからないのです」「では,無理でしょうか」U先生とのやりとりは続きました。

 「いや,U先生,手掛かりは子どもたちの食卓にありますし,スーパーや地域の魚屋さんにもあります。」「それに加えて,去年の大震災で使った手法ですよ。つまり映像や写真資料を使うことも大事なことです。何よりも地域に魚を商売にしている人が必ずいるはずです。それが大きな手掛かりになりますね」と話したことでした。

2 足で稼ぐ教材発掘を

 「この秋に水産業で,この子たちと勝負しよう」という決意は,U先生をして夏休みに教材発掘することを急がせたのです。真夏の暑い季節に,U先生は,校区で魚屋さんを営むスーパーや小売店に探し求めたり,遠く離れた三河湾の沿岸の町に市場や漁船を訪ねたりしました。

 朝というよりも,夜中に起きて早朝未明に行われる魚市場のありさまを見たり,聴いたりすること,漁船に乗せてもらっての船の構造を探索するなどということは,U先生自身,この教材開発を決断しなかったら思いもよらないことでした。校区での魚屋さんを単独で営むご主人に出会って,お話したり,店の構造や鮮魚の様子を見たりする中で,U先生の中に次第に熱くなる想いが噴き上がってくるのでした。

 それは,漁業の営みは,「鮮度と時間との勝負だ」ということでした。漁船の構造を見ても,魚市場の氷詰めにされた魚,セリの様子を見ても,また魚屋さんへ配送するトラックを見ても,そこには,「時間を勝負」にしながら,「おいしくて安全な魚を食卓へ」という漁業関係者の願いと知恵が詰まっているのです。「とれたての味を食卓へ」というテーマが,U先生にひらめいてきたのでした。それはワクワクするような感動を与えてくれました。

 U先生は言います。「前田先生,私たちの暮らしに直結する形で,『とれたての味を食卓へ』が浮かんできました。これで勝負してみます」U先生は快活に上気した顔で語るのでした。

 その一方で,漁業関係者の高齢化,水産業の衰退,食卓での魚の需要の減少なども,社会的な問題であると思えてきたのです。その現実を見過ごすわけにはいきません。むしろ「これこそが,授業で勝負したいことだ」「子どもたちにこのことに向かい合わせたい!」そんな思いが武者震いするような感動を持ってU先生には,ふつふつとわき上がってきたのです。

 去年,大震災を取り上げたときも,U先生は,「自分が何もわかっていない現実」に,「子どもが学ぶことよりも,私が学ぶことが何よりも大事な教材発掘だ」と思ったのです。それは,今回の「日本の水産業の現状と問題点」の場合もなんら変わらない実感でした。U先生は,教材を足で稼ぐことをしながら,秋の実践を構想していったのです。

3 魚屋さんに見る日本の水産業の現状の授業を参観する

 私が,U先生の授業を参観したのは,
 @「とれたての味を食卓へ」と魚の鮮度を保つために工夫された「漁場,漁船,漁港,市場の仕組みからの見つけ」と,A「とれたての味を食卓へ」と一軒の魚屋さんが行っている魚の鮮度を保つ工夫や努力を具体的に追究する二つの授業でした。

 この二つの授業は,対照的な授業形式で行われました。前者は,U先生の取材してきた資料やさまざまな間接資料から「鮮度と時間に挑戦する」漁業関係者の工夫や願いを明らかにしていくことであり,後者は実際に校区の魚屋さんをたんけんする中で,「見つけた事実」に基づいての授業です。

 前者の授業に登場する漁船の中には,獲った瞬間に冷凍できるもの,生きたまま運べるいけすなどの設備が備えられています。漁法によっては,何日も海の上で過ごすこともあるので,漁の仕方から,鮮度が落ちない工夫まで色々出て来ます。たとえば,「魚を眠らせておく」などの想像を超えた事実に,子どもたちは感嘆の声をあげたのでした。また,漁港に水揚げされた後は,即座に選別したり海水を入れた水槽での輸送をしたりなど,その工夫を,漁船,漁港,市場の写真や動画での映像から,「見つけさせていく」手法でなされました。子どもたちは,そのすばやさと一方では,高齢者の漁業関係者にも目を向けていったのです。

 また,魚屋さんの授業では,冷凍庫などの設備だけではなく,お客さんとのやりとり(会話)を行いながら,「とれたての味を食卓へ」が,まさに眼前で行われていることを見届けていったのです。授業者のさまざまな工夫によって,魚屋さんを営むおじさんの喜びや悩みにふれ,子どもたちは,漁業の問題が,自分たちの食卓に直結していることを学んでいったのです。

 私は,U先生の授業を参観しながら,子どもたちの気持ちの入った発言や身振り手振りで漁業関係者の願いや工夫に迫る姿に,こういう学びをしていくことこそが,「学習する」ことであると強く思ったことでした。

4 手作りの教材の発掘が,子どもの学びを育てていく

 ここで紹介したU先生のような実践は,ほんとうに貴重な授業です。

 中学校において,理科の授業で,「火山のでき方」をマヨネーズやヨーグルトなどをマグマに見立ててやる授業を参観したことがあります。

 運動場で,校舎の高さを測定することを相似比を使って測量させて学ばせている教師にも立ち会いました。

 それらの授業に共通している授業者の姿勢は,臨場感溢れる本物体験から,「探究するおもしろさ」「真の学びに共通するワクワク感」を体感させ,その学びが「好きになる」「学習とは,こんなにも奥深いものか」を知らしめていく使命感のようなものを受け止めることができます。

 私は,今がバーチャルな時代であるがゆえに,素朴であってもいいから,「足で稼いだ手作りの授業実践」が,改めて見直されることを願っています。






好評! 前田勝洋先生の“教師の知恵とワザ”の真髄を伝える4部作(黎明書房刊)





新版 ニイル選集(全5巻)
校法人きのくに子どもの村学園長 堀真一郎 訳 A5判・並製
ニイルの思想を学び,子どもと共に笑う幸福な教師になろう!

―― 最もよい教師は子どもと共に笑う。
最もよくない教師は子どもを笑う。(A.S.ニイル)

 今日の困難な教育状況を救う,愛と自由と創造の教育を貫いたサマーヒル学園の創設者,ニイル(1883〜1973年)の教育思想のエッセンスを5巻に集約。
※本選集は,1995年に刊行された『新訳ニイル選集』(全5巻)の新装・普及版です。
●巻頭に,訳者撮影のニイルやサマーヒルの写真を掲載。
●巻末に,訳者による解説とニイルの娘ゾーイ,霜田静志など,ニイルに
 関係の深い人たちによる「ニイルを語る」を収録。

1 問題の子ども 244頁 定価:本体2400円+税
  困った子どもは,実は不幸な子どもである。叱責や懲罰よりも,理解と愛が差しのべられなくてはならない子どもである。ニイルは,サマーヒルの実践により,このことを確信した。〈目次〉善と悪/原罪というものは決してない あるのは病気だけである/性教育/コウノトリの嘘/子どもの願望/愛と憎しみ/劣等感と空想/嫉妬/怠け者の子ども/宗教について/報酬と罰/恐怖心/親と教師/不幸な結婚/子どもの心の中の犯罪性/ある自由学校の歴史/自由の哲学/心理学の応用
2 問題の親 256頁 定価:本体2600円+税
  親の憎しみが子どもに投影され,問題の子どもとなる。「問題の子どもというのは決してない。あるのは問題の親ばかりだ」という有名な言葉で始まる名著。〈目次〉いま一度 問題の子どもを/不幸な結婚/親としつけ/将来の心配/不正直な親/子どものような親/親と教育/甘やかされた子ども/愛情のしるしを求める親/宗教にうるさい親/お金と食べ物と衣服/いくつかの事例/親には何ができるか
3 恐るべき学校 260頁 定価:本体2600円+税
  教師の外面的権威の排除,出欠席自由の授業……。叱責懲罰を退け,愛と承認・賞賛を与える教育を進めるニイルの学校サマーヒルを,人は「恐るべき学校」と呼ぶ。〈目次〉自由学校の歴史/学習について/自治/子どもの味方になる/プライベート・レッスン/サマーヒルの一日/性の問題/マナーについて/スポーツと運動競技/自由教育は疲れる/大人から認められる子ども/他
4 問題の教師 232頁 定価:本体2400円+税
  威厳を保つために,子どもを支配し,子どもを服従させるべきだと思っている教師のなんと多いことか。教師に自覚と反省をせまる。〈目次〉教師とは何か/教師と国家/教師とその自我/教師と学科目/教師と心理学/教師と性/教師の威厳/女性教師/教師と宗教/教師の養成/教師と試験/学校における知性と感情/教師と社会/自由とこれからの世界
5 自由な子ども 281頁 定価:本体2800円+税
  問題児を治療し,救済することにも増して大事なことは,問題児を作らない育児・教育である。本書は,このことを徹底的に明らかにする。〈目次〉不自由な子ども/なかば自由な子ども/自律の子ども/遊びについて/硬教育はうまくいくか/進歩的な学校/革新学校の将来/もうすぐ父親になる人のための手引き/共産主義教育/いろいろな問題/これまでの歩み/他
増補・自由学校の設計 堀真一郎著 A5・並製 定価:本体2800円+税
  実際の生活と結びついた本物の知識や技術を学ぶ教育実践や,子どもたちの学園・寮生活での伸び伸びとした姿を,初版後の状況も補い紹介。



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幼稚園・保育園・小学校・特別支援学校・児童館の先生,子育て支援関係者,祖父母,シニア対象に,実技を交えた講習会を承ります。講師は遊戯研究家・三宅邦夫先生,わらべうた遊び実践家・山崎治美先生のお二人です。とても楽しい講習会です。
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