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宮沢賢治「風の又三郎」現幻二相ゆらぎの世界



西郷竹彦/著

定価:本体5300円+税
A5判・上製/273頁
発刊日 2016年2月10日
ISBN番号 ISBN978-4-654-07643-7

なぜ物語は「九月一日」から始まるのか? 高田三郎は「風の又三郎」か? なぜ、「子供・子ども・こども」「来た・きた」など、表記がみだれるのか? など、現幻二相の構造を持つ『風の又三郎』の謎を一挙解明。

こんな方にオススメ
・宮沢賢治ファンの方。
・宮沢賢治研究家。
・小・中・高校の先生方。

目 次
はじめに――言葉の魔術師・宮沢賢治

序論「風の又三郎」前奏曲(あるいは主題歌)の謎

本論「風の又三郎」の謎の徹底解明
 第1章 みだれか、ゆらぎか
1〔九月一日〕

第2章 自然界のゆらぎ・人間世界のゆらぎ
1 『水仙月の四月』
2 「二相ゆらぎ」と賢治
3 「二相ゆらぎ」仮説による「風の又三郎」の分析
4 「九月二日、」
5 「九月四日、日曜、」
6 〔九月六日〕
7 「九月七日」
8 「九月八日」
9 「九月十二日、第十二日、」(物語最後の場面)

まとめ
 作品名『風野又三郎』について
 飛び飛びの日付(記述)

補説 賢治と法華経・諸法実相

おわりに


著者紹介
西郷竹彦

1920年、鹿児島生まれ。
文芸学・文芸教育専攻。元鹿児島短期大学教授。文芸教育研究協議会会長。総合人間学会理事。名誉博士(米国)。
演劇・文芸、教育関係の章十数種受賞。
その他の関連書籍(黎明書房刊)
『西郷竹彦文芸・教育著作集』全36巻
『法則化批判』
啄木名歌の美学
増補 名詩の美学
増補・合本 名句の美学
宮沢賢治「二相ゆらぎ」の世界
増補 宮沢賢治「やまなし」の世界

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