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特別支援教育における教師のとっさの応答力を磨く
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太田正己/著
定価:本体2000円+税
A5判/141頁
発刊日 2012年1月15日
ISBN番号 ISBN978-4-654-01866-6
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教室で起こる様々な問題への対応をせまられたとき、どんな応答をするかで、その後の子どもの行動が決まる。どんな時も臨機応変に対応でき、指導目的を果たすために必要な「とっさの応答力」を身につけるためのポイントを紹介。
こんな方にオススメ |
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・応答力を高めたいと思っている特別支援教育に携わる先生方。 ・とっさの受け応えがうまくできるようになりたい先生方。
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目 次 |
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第1章 ヘレン・ケラーの先生サリバンに学ぶ ・見えない、聞こえない、話せない、三重苦の子ヘレン・ケラーの先生になったサリバン女史は、心の動きを洞察して応答した。 ・サリバン先生は、生まれつきの臨機応変の才だけでヘレン・ケラーに応答していたわけではない。 /他 第2章 授業実践の中で応答力を培う ・教師の働きかけに対して子どもたちは多様な働き返しをし、それに教師は応答し、授業はさらに深く展開する。 ・子どもからの働きかけをどのように理解し、解釈するかで教師の応答振りは異なってくる。 /他 第3章 授業における共感的応答を学ぶ ・授業の中で教師と子どもは共感関係にあることが重要である。この関係を作り出していくのが、教師の共感的応答である。 ・教師が子どもの視線の方向やその対象に自らの視線を合わせることは、「教師に支えられた共同注意」をつくり出す。 /他 第4章 意図的主体としての子どもを育てる ・子どもたちの学習活動の様子、発達や障害、また経験を見て、この単元(または題材)や教材は、この学習集団に相応しいかを判断する。 ・子どもが為すのを待ち、できたときに褒め、選び取ったことを認めることは、意図的主体としての子どもを認めていくことである。 /他 第5章 応答の根源を探る ・教師は、子どもからの働きかけに応答することにおいて、自らの意図や価値観を伝えている。 ・計画通りに進まない授業で、シナリオ通りの応答ではなく臨機応変な応答が求められるからこそ、授業案が必要なのである。 /他 第6章 個に即した応答を工夫する ・子どもに「自ら考え判断する基準を知らせる」ことによって、「主体的に活動を行う」ことが実現していく。 ・教師の働きかけは教材の解釈から生まれてくる。教材の解釈に裏づけされた教師の働きかけは子どもの個性的な表現を引き出す。 /他
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著者紹介 |
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太田正己
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1953年生まれ。 現在は千葉大学教育学部教授、同附属特別支援学校長。京都教育大学名誉教授。博士(学校教育学)。元京都教育大学附属養護学校長。元中央教育審議会専門委員(特別支援教育)。専門は障害児教育方法。
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