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きれいごと抜きのインクルーシブ教育
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多賀一郎・南 惠介/著
定価:本体1800円+税
四六判/158頁
発刊日 2017年5月30日
ISBN番号 ISBN978-4-654-01944-1
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クラスで問題行動をとりがちな発達障害の子の「捉え方」「受け止め方」「対応の仕方」「保護者との関係づくり」などについて、今注目の2人の実践家が現実に即したきれいごと抜きの解決策を提示。
こんな方にオススメ |
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・ 「インクルーシブ教育」に取り組む中で、疑問や悩みを抱えている先生方。 ・ 「インクルーシブ教育」について詳しく知りたい先生方や親御さん。 ・ 教育関係者、研究者。
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目 次 |
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まえがき
第一章 「あの子」のいる教室 ―現場の実態から 1 こういう姿を見ませんか? キレるあの子 こだわりのあるあの子 自分を傷つけるあの子 立ち歩くあの子 片付けられないあの子 指示が分からないあの子 /他 2 見えていないが、困っている 目立たないあの子 まじめすぎる子 汚い言葉を使う子、丁寧すぎる言葉を使う子 ぎこちない子 負けられない子 過敏な子 /他 3 特別支援学校、特別支援学級の運用実態 4 障害者差別解消法を現場でどう考えているか
第二章 「あの子」に悩む先生たち 1 現場には、きれいごと抜きの現実がある ―授業妨害と暴力 2 気づかずに子どもをつぶしている 善意の毒を知れ ―ちょっと立ち歩くのもあり 躾と子どもの思いとの間 子どもの声を聴けているか ベテランがうまくいく理由 父性の怖さ
第三章 「あの子」と保護者のこと 1 小学校に入って気づく、さまざまな事例 2 「教室にいさせてください」という言葉の辛さ 3 保護者の思いはクレームなのか? 4 暴力を振るわれた側の思いに、どう対応するのか ―「その子を教室から出してくれ」という保護者
第四章 未来志向のインクルーシブ教育 1 将来が見えない 2 インクルーシブ教育の目的とは何か? 3 支援の問題点 怒鳴ればいいのだ 教師の支援のしすぎ、しなさすぎ 「教師にとって困ったことが起こらない」を目標にしていないか みんなを「普通」にしようとしていないか 「寄り添う」ことで駄目にする 保護者に伝えること、伝えないこと TTや支援員が必ずしも支援になっていないことがある /他 4 専門機関との連携 薬を飲ませるための受診に意味はない 5 障碍者だけのインクルーシブ教育なんてない 6 隠すことで解決するのか?
第五章 きれいごと抜きの解決策 1 「あの子」は何に困っているのだろう 2 問題が起こりづらい先生から学ぶ 3 具体的な解決へのヒント 4 「あの子」を助ける手立てや技術 安心感を与える スルーすること、関わること 一緒にやる、モデルを見せる わくわくさせる・ドキドキさせる 選択させること 問題行動への対応 コツや手法はあっても魔法の杖はない 5 「学び合う教室」の価値
あとがき
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著者紹介 |
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多賀一郎・南 惠介
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●多賀一郎 神戸大学附属住吉小学校を経て、私立小学校に永年勤務。現在、追手門学院小学校講師。元日本私立小学校連合会国語部全国委員長。元西日本私立小学校連合会国語部代表委員。 若い先生を育てる活動に尽力。公私立の小学校・幼稚園などで講座・講演などを行ったり、親塾や「本の会」など、保護者教育にも力を入れている。 ホームページ:「多賀マークの教室日記」 http://www.taga169.com/
●南 惠介 中学校、小学校講師での勤務を経て、小学校教諭となる。現在、美咲町立柵原西小学校教諭。 人権教育、特別支援教育をベースとした学級経営に取り組んでいる。子どもたち一人ひとりを伸ばすための多様な学びのあり方について研究を進めつつ、試行錯誤しながら教室実践を積んでいる。
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